ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

喪失感を共有してくれる小津映画。

なぜか無性に小津映画が観たくなる時がある。 もうひとつのブログ「美貌録」で小津映画のことを書きました。無性に小津作品を観たくなることがあるのです。 bibou-roku.chisa.online 一番好きな作品は「秋刀魚の味」。小津の遺作です。。ストーリーは相変わ…

エリザベス・キューブラー・ロスの晩年に学ぶこと。

5段階からなる死の受容を説いたエリザベス・キューブラー・ロス エリザベス・キューブラー・ロスといえば、その著書「死の瞬間」が有名だ。その中で彼女が研究、提唱したのが「死の受容のプロセス」である。 エリザベス・キューブラー=ロス - Wikipedia 「…

もうすぐ死ぬと知っていても

妹の仕事仲間が見舞いに来てくれたときのこと。 余命宣告の数日後のこと。妹の仕事仲間のひとりがお見舞いに来てくれた。すでに妹のスマホは私が預かっており、友人たちの連絡は私に委ねられていた。彼女がお見舞いに来る前に、妹の病状が悪いため15分ほどに…

定期検査に行ったらいきなり今日はマンモグラフィやるって言われてごねた。上半身裸のままで。

定期検査に行ってきた。 定期検査のため、東海道線を下る。3か月に1度なんてあっという間。受付後、血液検査、胸部エコー検査を済ませて診察に回ろうとすると、今日はレントゲンとマンモグラフィーがありますよ~と、検査室の受付で声をかけられた。マジか。…

人はどうして最期に感謝の言葉を口にするのだろう。

感謝の言葉を向けられて。 人は死期が近づくと、周囲への感謝の言葉をのべるようになるという。妹も亡くなる1か月ほど前から、折につけ、感謝の言葉を言うようになる。 入院してからしばらくは、病状の悪化や医師への不信感から、ささいなことで怒りを周囲に…

人生会議/どう死ぬかは、その時になってみないとわからないかもしれない

人生会議という言葉。 2017年11月に、人生会議という新語が厚生労働省から発表された。これはアドバンス・ケア・プランニング(通称ACP)の愛称だという。 www.mhlw.go.jp ACPとは 万が一のときに備えて、あなたの大切にしていることや望み、どのような医療…

妹が遺伝性乳がんのカウンセリングを受けたときのこと。

告知を受けて。 2015年3月、妹はT病院のB先生から乳がん、ステージⅣと診断を受けた。PETの結果を見ながら、左腕の痛みはがんが肩に広範囲に広がっているためであること、肝臓関門部などに微細ながら光が集積していて、転移を疑われることを告げられた。お姉…

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