ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

抗がん剤治療とヘルプマーク

ヘルプマーク、抗がん剤治療者も付けています。

 

ヘルプマークをバッグに付けて外出するようになったのは、抗がん剤治療中からだから、かれこれ半年以上になる。抗がん剤の副作用である強い倦怠感、手足のしびれ、筋肉痛、吐き気などの症状があるときに、交通機関を利用する不安は大きいものだ。そのとき、ヘルプマークを付けていることで、なにかあれば援助をお願いできると思うと、心強かった。実際に、電車の中で親切に席を譲ってくださる方もいたが、嫌がらせ?と思うようなことにもあった。

 

 

exgirlfriend.hatenablog.com

 

 

 

座らせて!と主張しているわけではないのだ。

 

私の通う病院は我が家からは1時間半はかかる。行きかえりに使用する東海道線、山手線の混雑時間帯にぶつかるのをなるべく避けてはいたが、抗がん剤の投与に時間がかかると、夕方ラッシュのピーク時間帯にぶつかってしまう。

 

東海道線の行きかえりは770円支払ってグリーン車に乗ればいいのだが、山手線の混雑はいかんともしがたい。意を決して乗り込む。たった2駅なのでなんとか頑張る。もし、耐えられないほど体調不良であれば、電車を降りるようにしていた。

 

私がヘルプマークを付けているのは、混雑した山手線のたった2駅を座らせて!と言うためではない。その2駅はなんとか頑張れるし、もし無理ならそもそも乗らない。

 

普通席が空いているいるならそこに座るが、もし私が優先席に座っていても許してほしいのだ。そして万が一、公共の場で私が自分で対処できないほどの体調不良にみまわれたとき、ヘルプマークを付けていることで、私がなにかの疾患を持っている人だ、と認識して、声をかけてほしかったのだ。

 

 

ヘルプマークのサイトを見ると

 

 

www.fukushihoken.metro.tokyo.jp

 

援助や配慮を必要としている方々が、そのことを周囲の方に知らせることができるマークです。 

と記載されている。

 

どんな人に配っているかといえば、

 

ヘルプマークの対象者は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていて、配布を希望する方々です。 しかしながら、身体機能等に特に基準を設けているわけではありません。

見た目では判断できないが、なにか障害や疾患を持っている人を対象としている。抗がん剤治療中のがん患者もここに含まれるだろう。

 

また、一時期メルカリなどで1つ1000円で売買されていたけれど、これはあくまで無料であることも明記されている。

 

ヘルプマークの配布に当たっては、必要な都民の方々が円滑にマークを活用することができることに配慮し、特に書類等の提示は必要なく、お申し出に対しお渡しすることとしています。
マタニティマークと同様、御家族等が代わりにいらっしゃる場合も、お渡ししています。

 

東京都であれば、以下の場所で配布している。

都営地下鉄各駅(押上駅、目黒駅、白金台駅白金高輪駅新宿線新宿駅を除く)駅務室、都営バス各営業所、荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー(日暮里駅、西日暮里駅)駅務室、ゆりかもめ(新橋駅、豊洲駅)駅務室、多摩モノレール多摩センター駅中央大学・明星大学駅高幡不動駅立川南駅立川北駅玉川上水駅上北台駅)駅務室(一部時間帯を除く)、東京都心身障害者福祉センター(多摩支所を含む)、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院等

 

東京都以外では、

京都府和歌山県徳島県青森県奈良県、神奈川県、滋賀県大阪府岐阜県、栃木県、広島県など、全国での取組が広がりつつあります。2017年9月末現在、更に全国に広げていくために、関係各所に働きかけているところです。

 

2017年3月末で約165,000個配布したそうだが、まだ全国での普及は遠い。東京でもこのマーク自体知らない人のほうが多い状況だ。地方に住む友人へヘルプマークを送付したこともある。

 

このマークがなくても、助け合う気持ちを発揮できる世の中になるのが理想だ。

 

www.youtube.com

 

 

 

 

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