ふだんのお手入れは
汗とニオイ対策が重要である。
シューッとすれば菌もニオイも抑えてくれる。
ウイッグは汗やニオイがついても、毎日洗うわけにはいかない。いまは大体2週間から1か月くらいの頻度で洗っているが、その間はふだんのお手入れが重要になる。
今週に入っての蒸し暑さ。ちょっと歩いただけでひたいから、うなじから、汗が滝のように流れる。なんといっても頭頂部のムレる感じがムズイ。
外出から戻ったら、まずウイッグを外しケアするのが日課。ウイッグにツヤを出し、広がりや絡みつきを抑える専用スプレーもあるが、私はたまに使う程度で毎日は必要ない。ショートカットのウイッグなので、広がりや絡みつきが気にならないせいかもしれない。ロングのウイッグだともっと気になるだろうと思う。
それよりも一番気になるのはニオイである。自毛なら毎日洗うのに、ウイッグはそうはいかないから、ニオイをどうケアするかが悩みどころ。夏だろうが冬だろうが、ウイッグには汗やニオイが付く。
自毛であるときには気づかなかったが、食べ物のニオイがかなり髪に付いている。焼肉や焼き鳥、もんじゃを食べに行けば、髪にニオイが付くのは仕方ないと思えるが、実は普通のレストランやカフェであっても、ウイッグに食べ物のニオイを付けている。
私が編み出したふだんの簡単お手入れ、それはドライヤーをかけること。衣服についたニオイを取る時、ドライヤーをかけるとよいと聞き、それを応用してみたら、いい感じ。しかし、ドライヤーをかけるのもだんだん面倒になり、浴室乾燥機にそのまま入れるというずぼらなケアが実は簡単で、ニオイもすっきり取れることがわかった。
ズラ子、浴室乾燥機に入れられるの図。大体30分から1時間くらい入れておく。
ニオイも菌も抑える、イータックを投入。
気温が上がり、頭部にかく汗の量が増えてきて、浴室乾燥機でニオイは取れたにせよ、衛生的にはどうなの???ということで、新兵器を投入してみた。イータック抗菌化スプレーαである。
ウイッグ内側にシューッとして、ウイッグスタンドにかけておくだけ。シューッと吹きかけるだけでウィルス・菌を除去、抗菌作用が1週間持続する上、菌による気になるニオイも抑えるというのだから、一石二鳥。洗うことができないものをケアするのには最適だ。
ノンアルコール、塩素系成分無配合、無香料無着色だから、キッチンや浴室、下駄箱、ドアノブ、床や壁など家まわりの全て、おもちゃやペット用品、介護用品にも安心して使えるし、ウイッグにもいいと思う。
本当にニオイは取れる。焼肉級のニオイの場合は、浴室乾燥機に入れてざっとニオイを飛ばしてから、イータックをシューとしておけば万全。
ふだんのお手入れはイータックだけで十分だと思う。
イータックの発表会の際、ウイッグに使ってもいいのかどうか、開発した広島大学の二川浩樹先生に直接おたずねしたところ、そういう使い方もいいですねーとのことだったので、この夏はしばらく、イータックのみでお手入れしてみるつもり。