ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

銀座の父に言われたことがずっとひっかかっている。

 

 

22歳のときだったと思う。そのころ付き合い始めてまだ数か月の彼から突然別れたいと一方的に告げられ(またかよ)、毎日泣き暮らしていた。連絡も取れず、会ってもくれない。つまりそのまま逃げ切ることを目的としているのは明らかで、そうなったらこちらも断念するしかないのだが、一方的に去られたことの意味の分からなさ(またかよ)に精神は大混乱をきたしていた(またかよ)。

 

何も手につかず、なんとか仕事を終え、銀座の街をフラフラと歩いていると、現在のフルラと教文館のあたりに、今日も行列が出ている。銀座の父に観てもらいたい人たちの列である。これまでも何度もこの行列は見ていたし、そもそも占い好きだったため、気にはなっていた。しかしいつ来てもあまりの行列の長さに敬遠していたのだ。

 

しかし今日の私は違う。この恋の(いやもう振られていた)行く末を知りたくて、私は列の最後尾に着いた。並んでみてわかったことだが、列の進みは意外に早かった。

 

とうとう私の順番が来た。おおこれがうわさの銀座の父。ダークなスーツにおひげのおじさまである。逃走中の彼との行く末が知りたいと告げると、私と彼の名前、生年月日を聞かれ、銀座の父は分厚い辞書のようなものを引く。すると開口一番、あーーー、もうね、この彼のことは忘れて!と言うのだ。えーーー忘れるんですか?そう忘れて。この人とは合わないから。と言われてこの件は終了。

 

その後おもむろに私の手相を見始める。うーーーん。27歳の時に大きな転機があるよ。仕事かな。それから55歳まではずーーーっと幸せ。ずーーーっと幸せって、ずいぶんフラットな幸せだな。簡単だな。と思ったがそれ以上の鑑定はなく、これでしめて4000円くらいだったと思う。その後やはりその彼は戻ってくることもなく(またかよ)、この恋は非常に短命に終わった。

 

27歳のとき、大きな転機はあった。ある広告代理店に入社し、営業として働き始める。これが私の人生のターニングポイントになり、いまの編集・ライターの仕事へともつながっていく。

 

しかしだ。銀座の父に言われた55歳までずーーーっと幸せ。がずっと気になっている。ではそれ以降はどうなるというのだろう?

 

実は以前インド占星術に観てもらったとき、私が最初の乳がんをした34歳付近が、サディサティという運気の中での出来事だったということを知った。サディサティは土星の試練とも訳され、凶星である土星から悪い影響をもたらされる時期とされており、この時期には想定外のことが起こり、ヘタこきゃ死んだりするような悪い時期だと言われている。

 

そして生きている間にもう一度来るよサディサティ。と告げられ、それはいつかと尋ねたら、どうやら55~56歳あたりが、第二期サディサティだというのである。え?ちょ待てよ?55歳ってどっかで聞いたことあるなあ。あ。銀座の父に言われたんだ。55歳までは幸せだって……。ということで、私は勝手に55歳でがんが再発して死ぬんだな、と解釈していた。

 

ところがそれよりずいぶん前倒しで昨年また乳がんになり、一応治療は終わったのだが、やっぱり55歳が気になって仕方ないのだ。占いを丸ごと信じているわけではないが、27歳の転機も当たっていたからもしや、と思ってしまう。

 

銀座の父はいま六本木ヒルズにいるらしい。ヒルズの父。一度行ってみるべきか否か。

行列占い★銀座の父

 

 

 インド占星術/手相術の過去記事3連発。

exgirlfriend.hatenablog.com

 

 

exgirlfriend.hatenablog.com

 

インド手相術もある。

exgirlfriend.hatenablog.com

 

 

 

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