弱音を吐くのはよくない。テレフォン人生相談の加藤諦三は、弱音を吐いたり、自分の不遇を嘆くのは、形を変えた攻撃性の表れだと言っていた。確かにそうだ。
8月頭に仕事してから、これまで全く仕事がない。営業したりしても、ない。だからこんな頻度でブログを書いているわけだ。ヒマだから。
この1年、治療していたから仕方ないな、と思っていたけれど、そのせいばかりでない。これは、がんになったから仕事がないのではなく、そもそも私という人間への評価なのだと思う。私の仕事ぶりに問題があるか、もしくは能力が低いからか、その両方。だから仕事がないのだ。
治療中で体がもっとも辛いときも、治療が終わるときのことを考えて、アピールしたり、具体的に営業したりしてきた。でも仕事はない。仕事がないということは経済的な問題だけではなく、私という人間の存在理由も揺るがす。社会から必要とされていないことをしみじみ感じる。
この無聊をどう鎮めればいいのか。役立たずの私にはわからない。