結局、AXNで「THIS IS US 36歳これから」の先行放送を見て、
連休後半初日を過ごしてしまった。
「THIS IS US 36歳これから」AXN番組サイト
https://www.axn.co.jp/programs/this_is_us
でも久しぶりに第一話から第四話まで見て、やはりすごいドラマだなと思った。
あらためて見て、この場面があの場面に繋がっていたんだよな、とか、
反芻して楽しんだ。
どの場面、どのセリフもミーニングフルであり、
ドラマ独自の「文法」が、全編隅々にまで行き届いていている。
ドラマ独自の「文法」を用いるというのは、
たとえば、「24 トウェンティーフォー」とかもそうだ。
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「24」は、24時間に起こった出来事を、1時間単位で追っていく、という
このドラマ独自の文法を持っている。
「THIS IS US」の、家族の時空間を自在に行き来しながら語る、というのも
なかなかのアイデアだと思う。
この方法を取ることにより、家族の持つ/維持する問題が明確になるからだ。
家族は、そこから逃避しようとも逃れらない体質や性質、
そこから生じる問題を引き継いでしまう。
いま自身の、自身の家族に起こっている問題は、
実は自分が生育した家族(祖父母、父母)から引き継いでいることが、
露呈していくのだ。
第一話が物語全体を牽引していく力を持つ。
たとえば「源氏物語」のように。
とにかく第一話が面白くないと、2回目の視聴はない。
短気で移り気な視聴者を、第一話で囲い込まなければならないのだ。
無論、それはテレビドラマ制作の定番セオリーだけれども、
いまはそれがかなり露骨だ。
テレビドラマではないが、
第一話目が強力な牽引力を持つといえば、
「源氏物語」の第一巻「桐壺巻」である。
この巻に、全五十四帖を引っ張る力があるのだ。
引き裂かれる身分違いの恋と、禁じられた恋の予感。
美しい皇子が受ける不思議な将来の予言。
「桐壺巻」には、このあと続く物語の種子がびっしりと蒔かれていて、
この巻以降への長い物語へと誘う。
「THIS IS US」シーズン1は、全18話あって、
驚くべき形で、様々な種子が回収されていくが、
シーズン1では明かされないある秘密があって、
どうやらそれは、アメリカではスーパーボウル放映の直後に放送された
シーズン2で明かされたらしい。
パパ。。。
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これ欲しい。。。
#THIS IS US #源氏物語