2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は妹の命日だった。 先週末、妹が小学生のころから家族ぐるみでの付き合いがあった、Sちゃん一家が我が家に焼香に来てくださり、妹が小学生だった頃の思い出話をたくさんしてくださった。その思い出話しの中には母もいた。おばさんはお料理上手だったな…
永訣の朝 けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよみぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ(あめゆじゅとてちてけんじゃ)うすあかくいっさう陰惨いんさんな雲からみぞれはびちょびちょふってくる(あめゆじゅとてちてけんじゃ)青い蓴菜じ…
結構伸びてきた髪。しかしナゾがある。 2018年2月に坊主になってから、せーの!で伸ばしてきているのに、なぜか頭の部分によって、髪の伸び方が違うのである。側頭部、後頭部は順調に伸びているのに、前髪および頭頂部の伸びが明らかに遅い。なぜ? 後頭部、…
母の妹への愛情は、揺るぎない、特別なものだった。目に入れても、とよく形容するけれど、母は妹を目に入れても、そして母パンダが子パンダを嘗め回すように可愛がった。可愛がって甘やかして育てた。朝は母と一緒に起きるから幼稚園はいつも遅刻。食事はほ…
私は築地・明石町で生まれ、深川・木場で育った。実際は、父母の新婚生活が始まった地・品川にいたこともあったらしい。品川、明石町そしてその後、いくつかの家を経て、父母と私は木場の家に移った。当時の木場は文字通り、材木の町だった。材木を保管する…
抗がん剤で脱毛した頭皮が、べたついているのである。 この写真はちょうど1年前、2017年11月初頭。頭皮がピカピカしているのがわかるだろうか。このピカピカは脂である。すごくべたべたして、おまけにクサイのである。 しかしこの写真、ウケる。 残った髪を…
Facebook見ていたら、お友達として繋がっている下野誠一郎さんが、こんなことを投稿していた。 孤独と、暇と、沈黙は、人を殺す。 目に入った時、ドン引きしたのだけど、でもまあ、本当のことだよね。 暇だともれなく孤独だよね。孤独だともれなく沈黙もつい…
Kさんとの出会いは2001年のこと。慶應の近藤誠外来でのことだった。 exgirlfriend.hatenablog.com 同じ日に近藤外来で初診を受け、手術をするためにA医師のいるO病院へ回された。手術は私が一日先に受け、放射線もほぼ同日から慶應で開始した。温存手術、放…
2001年、私とKさんが乳がんの手術後、慶應の放射線科に通っていたときのことである。当時の慶應の放射線科は近藤誠医師が在籍しており、週1回水曜日の診察日には日本国中の乳がん患者の女性が詰めかけ、座る場所もないほどの大混雑。私もKさんもそのひとりで…
ふたりにひとりががんになる時代と言われているのに、ピンと来ていない人は結構多い。誤解や無理解、偏見だって、まだまだある。結局、自分の身に起こったことしか、人間は真剣にならない。ましてやがんなど、ネガティブな話題は日常生活から避ける。 でも、…