定期検査に行ってきた。
定期検査のため、東海道線を下る。3か月に1度なんてあっという間。受付後、血液検査、胸部エコー検査を済ませて診察に回ろうとすると、今日はレントゲンとマンモグラフィーがありますよ~と、検査室の受付で声をかけられた。マジか。
レントゲンはサクッと終わり、マンモグラフィーへ。部屋には20代の若くて可愛らしい女性技師さんがスタンバイ。もう観念して、検査着を脱いで上半身裸でマンモグラフィーの前に立つ。
はいお胸を触らせていただきますね~と技師のお姉さんが右胸をグイグイ検査台に押し付ける。この後あのプラスティック板に胸を押しつぶされる痛さと比べたら、序の口の痛み。はい力抜いてくださいね~そのまま息を止めてください~と、これを右胸、左胸やるわけ。私は両胸の手術痕をぎゅぎうぎゅうされると死ぬかと思うくらい痛いわけ。
マンモグラフィの前で、上半身裸のままで、捨て身の抗議。
両胸やってこれで終わりだと思っていたら、今度は角度を変えてもう一度両胸やりますと告げられ呆然。うそ、そうだっけ?そうなんだったっけ?はい、もう一度お願いします!と可愛いお姉さんに促されたにもかかわらず、マンモの前に立ちつくす私。
今日、マンモやるって思ってなかったの。マンモをやる心構えがないまま来たの。両胸手術しているからマンモ痛いの。と、私は茫然自失の体。おっぱいぽろりんのままで、捨て身の抗議である。お姉さんがマジで困っている。
そうですよねそうですよね!痛いですよね!でも…でも!がんばりましょう!と励まされて、なんとか撮影。頑張りましたね!本当によく頑張りました!すごい!すごいです!とぐずる小学生を持ち上げるように、頑張ったの、すごいの、と褒めたたえられて検査室を出た。
バカバカしいというか、頭おかしいというか。でも本当にマンモは痛くて怖かったのである。マンモをやる心構えがなかったの。ってぽろりんとしたおばさんに言われて、技師のお姉さんも困ったことであろう。笑い話にしてくれればよいが。
マンモグラフィ考えたやつ、ちょっとこい。
約20年間、何度もマンモグラフィー検査を受けてきた私でも、マンモグラフィーは心理的ハードルが高い。本当にイヤな検査だ。検査だから仕方ないとはいえ、日常ではありえない痛みが辛い。
マンモグラフィ考えたやつ。乳房を板でぎゅうぎゅうに挟んで撮影すればよくね?って思ったんだよなきっと。そうだよな。でもさ21世紀来たよ。平成終わるよ。それでもこの検査するってどういうの?早く痛くなくできる検査を広めてほしいんだけど!激おこプンプンまる。1日以上経ってもまだ胸が痛いんだ。もしかして恋か?と思うくらい胸が痛いんですけども!
最近、マンモグラフィーに代わる、新しい検査機器のニュースをいくつか読んだ。悪評高いマンモに代わる機器がもっと広まってくれたらいい。
とにかく、検査に痛いとか辛いとか、そういうネガティブな要素を減らしていけば、乳がん検査の受診率も高まるのではないかと思う。いや、私がぽろりんしながらごねて、お姉さん技師を困らせることもなくなる。まずそこから改善したい。