ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

抗がん剤中に太った私、痩せた彼女の違いとは。

私は太ったけど、痩せた人もいる事実。

 

私は17年前も今回も、抗がん剤中から太り始め、体調も含め体やボディイメージが治療前に戻るまでに5年くらいかかっている。

 

 そのあたりのことはこちら。

exgirlfriend.hatenablog.com

 

今回の治療で用いた抗がん剤は3種類。

EC療法4サイクルののち、weeklyタキソール7回、その後タキソテール2回に乗り換えたのであるが、私とほぼ同じ抗がん剤を、同じサイクルで実施し約20キロも痩せた人もいた。

 

私と彼女の副作用の違い。

 

私はゆるゆると太ってむくんでいったのに、痩せたSさんとの違いはなにかと言えば、それは副作用である。

 

Sさんの場合、脱毛のスピードも速く、あっという間に完全坊主状態に突入。その後出現したメインになる副作用として、味覚障害が出てきた。なにを口にしても苦く、食欲が戻ってくるインターバルの間にも、ほとんど食事を摂らない日が続いた。タキソールを始めるとその副作用がさらに強く出たという。

 

味覚障害は、タキソールやタキソテールなどタキサン系抗がん剤の副作用として知られ、それが一番強く出現したのだろう。

 

私の場合、脱毛のスピードもSさんとは異なり、EC療法4回目が終わったあたりで丸坊主に。悪心と頭痛、倦怠感のために食欲のない時は投与後1週間続くが、その後のインターバルの間だけは食欲が戻ってくるという繰り返しだった。

抗がん剤がタキソールに切り替わると、食欲減退は起こらない。味覚障害もなかったので、食事の苦労もなく、ただ運動量が圧倒的に少ないので体重は増加傾向になっていく。

 

つまり、私とSさんの違いとは、味覚障害があったか否か、なのである。

 

抗がん剤の副作用、なにが出現するかは人それぞれ。

 

私とSさんの共通した副作用もある。足のしびれである。特に足の裏の不思議な感覚、ちりちりした感覚は共通しているようで、歩いているときや階段の上り下りの際に、ひやっとすることがある。日常的に倦怠感があるのも同じ。

 

しかし、中には脱毛以外の副作用がほとんどなく、普通に日常生活を送ったという人もいるのだから驚く。共通する点もあるけれど、どのような副作用が、どの時点で出現するのか、それがどの程度続くかは、本当に人それぞれなのだなと思う。

 

Sさんの味覚障害抗がん剤治療を終えると回復した。食事は普通に摂れているが、ほとんど体重は戻っていないそうだ。もともとぽっちゃりだったのが痩せてすっきりして、体が軽いしお洒落もできるからラッキーだと喜んでいる。

 

私は、少しずつ運動を始めた。痩せる気配はまだない。

 



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味覚障害 #抗がん剤で太る #手足のしびれ

 

 

 

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