10年間音信が途絶えた人から電話がかかってくるくらいのインパクト
8月16日のテレビ朝日スーパーJチャンネル内で放映していただき、その後はテレ朝ニュースでの動画配信、ライブドアニュース、yahoo!ニュースへの転載など、ずいぶんと拡散したようだ。見てくださった方々、有難うございます。
それも手伝ってか、このブログのアクセス数も今まで見たことのないケタ数となったり、10年間音信不通の人から電話があったりするくらい、いまだテレビの力は大きいと実感。
テレ朝ニュースでも、かなりのアクセス数があったと、ディレクターさんから連絡があった。ウイッグやケア帽子に興味を示す人が多かったらしい。
この帽子どこで買えますか?とよく聞かれる。気分は松田聖子。周囲には意外に好評だったのがナゾ。
ウイッグ、ケア帽子についての反応が多かった
yahoo!ニュースではコメントが数件ついていた。
乳がんで妹亡くし自らも…つらい闘病隠さない理由(テレビ朝日系(ANN))のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
がんと告知されたことより脱毛の方が辛かった、いろんなウイッグを楽しんでと言われたがそんな気になれなかった、という方、
カツラの鬱陶しさや職場でのストレスなど、本人しかわからない事なので話せる人もいなくて本当につらい、今後もカツラ生活と思うとほんとにしんどい、という方、
など、脱毛やウイッグについての悩みについてコメントされているものがほとんどだ。
いまの医療用ウイッグは本当によくできている。洗えるし、コテやドライヤーを使ってスタイリングもできるし、人工毛なら軽量だし、いいことづくめなのだ。それでも毎日、終日かぶるのはうっとうしくてたまらない。
ウイッグがうっとうしいから帽子を、とならなかった私の理由
帽子やスカーフを工夫して、素敵にかぶっている人もいて、いいなあ、素敵だなあと思う反面、私はそれにはトライしていない。帽子やスカーフに合わせた洋服のスタイリングが思いつかないのだ。いまの私の洋服のスタイルに帽子やスカーフをどのように合わせるとマッチするのか、わからない。
いや、これは正直な気持ちではない。
正直に言えば、私の洋服のスタイルに、帽子やスカーフをどのように合わせるとマッチするのか、考えるのがイヤなのだ。そこが私の偏屈というか、屈託のあるというか、融通のきかないところ。
大したモノを着ているわけではないが、自分はこんな風に見られたいのだ、と考えて、私のいまのワードローブがある。それが日常の、これまでの私なのだから、そこから離れるのがイヤだった。うーーーむ。これもウソだな。
とにかく、スタイルを変えたくなかった。
自分で自分を好きでいられれば。それでいいよね。
結局、ウイッグもケア帽子もスカーフも、それを使用している自分が、心地よくいられるものを身に着ければいいのだ。心地よさとは、肌触りなどだけではない。
それをかぶった姿を鏡にうつしたときに、ああ今日の自分カワイイな、イケてるな、とうぬぼれ鏡が発動するくらい、正々堂々と自信を持てれば、それでいい。自分で自分を好きでいられること。それがいいのだと思う。
だから私がウイッグが熱くてしんどいとか、あせもができて痛いとか、熱中症になるとか、さまざまなことを言っていても、あんさん好きでウイッグかぶってますやん!とスルスルスルーーーと、受け流してください。やせ我慢します。
ウイッグの利点は、手間がかからないこと
でもウイッグの利点もある!乾かしたり、ドライヤーやコテでセットしたりしなくて済むのだ。メイクして着替えて、よいしょ!っとウイッグをかぶるだけですぐ出かけられる。時短である。あーなんてラク。
私はショートカットのウイッグを使用しているが、これが着物にもわりと合う。これまで着物を着るとなると、自分で髪をセットしたり結ったりすることが必要で大ごとだった。でもウイッグなら、メイクして着物着て、最後にかぶるだけ。あーなんてラク。
そしてウイッグの髪は湿気で膨らんだり、パサついたりすることもないから、雨の日の外出で髪を気にすることもない。あーなんてラク。
ウイッグから早く卒業したいけれど、このラクチンからも卒業するのかー、と勝手なことを言ってみる。
メイクして着物着てウイッグかぶっただけ。
単衣の紬を着て気分だけは白洲正子(笑)