2018年の夏、それはフルウイッグの夏。
フルウイッグで過ごした2018年の猛暑。そりゃあとんでもなく暑かった。蒸れるとかそういうレベルでなくて、立ち上がった瞬間、ウイッグと頭の隙間からジャージャーと汗が流れてきたときは目をひんむいて驚いた。ウケる。
いまでこそエアコンの冷風が直撃する席は敬遠するけれど、このころは進んでそういう席に座った。少しでも涼がほしかった。家に戻ってウイッグを外すときの爽快感といったらなかった。キッツキツのボディスーツ脱ぎ捨ててたような、そんな感じ。
汗をかきまくるので、ウイッグも頻繁に洗っていた。日々のケアもしていたけれど、水洗いするとそりゃあもうすっきり。毎日自分の頭、髪を洗うことがどれほど快適か、今でこそ実感できる。
夏のフルウイッグの暑さ対策として、保冷剤を仕込むという話を聞いたことがある。でも、長時間は難しいわけで、なにか根本的なものはないのだろうかと今も思う。