ジコカイジ

self-disclosure‐‐‐乳がんのこと、仕事のこと、生き方のことを書いていくchisa/千祥のブログ。

ガン患者としてのあれやこれや

体温高いけど2度がんになりました。

昔の日本人の平均体温は36.89度、らしい。 現代人は昔と比べると体温が低く、それが様々な不調やがんなどの病気を生み出しているのです。だから美容と健康のために体温を上げましょう!という論旨の記事、よくみかけませんか?で、この昔と比べると~という…

フリーランスのがんサバイバーってどうですか?

2017年ジャパンキャンサーフォーラム(JCF)のがんと就労のセッション部分をyoutubeで見ている。 https://www.youtube.com/watch?v=OVwVHlX78kY Over Cancer Together サバイバーの声を聴こう がん患者の仕事とのつき合い方 これを見ると、やはり会社員と自…

ウイッグ熱中症

連日の猛暑である。そしてウイッグである。無理である。ウイッグをかぶって外出すると、暑さにぼーーっとしてくる。頭とウィッグのすきまから汗がジャーーーっと流れて、シャツの胸元にこぼれ落ちた。我ながら驚いた。 そもそも帽子も苦手。頭をおおうもの、…

差額ベッドライフ。

入院前、お願いしていたのは1泊8000円で、テレビ、ロッカー、応接セットのみのシンプル個室。入院後、部屋に通され、まあこんなもんかなあと思ったものの、案内してくれた看護師さんに、何の気なしに他の個室ってどんなのあるんですか?と質問したところ、今…

「雨ニモマケズ」という宣言文

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」という詩、色々なところで今も目にする。 「雨ニモマケズ風ニモマケズ」という一節を座右の銘として挙げる人も多い。 どういう意味で座右の銘に挙げているんだろう。 苦境に陥っても頑張って生きる、みたいな意味で使ってる人多い…

入院食礼賛

去年の今ごろ、毎日、入院食をアップして遊んでいた。 2017年7月19日の朝食。 朝食に出た焼いてない食パンの衝撃度。 計り知れないものがあった。 2017年7月20日のランチ。 滞在型リゾートホテル new‐inn 朝の風景 翌日のランチは和食。 あとでわかったこと…

ジェルネイルしたままでCTとかMRIを受けた私。

去年、手術前にCTとMRIの検査を受けた。その際、マニュキュアやジェルネイルは落としてきてくださいねーと、看護師さんから説明されていた。 が、元来爪が薄く、弱い私は、はーい♡とか言っておいて、もちろんジェルネイルをつけたまま、CTもMRIも受けたのだ…

抗がん剤中のジェルネイルについて

爪が弱いから、ずっとジェルネイルを着けていたかったが。 手術入院中を除き、CTやMRIなどの検査のとき、また、抗がん剤や放射線治療中もジェルネイルを付けていた。爪が薄く、伸ばしたそばから先端が反って生えてきて、すぐに折れたり切れたりしてしまう弱…

朝日新聞の記事「がんとうまく付き合う」を読んで

Facebookのタイムラインに、この記事が流れてきた。 www.asahi.com 身近な人ががんとわかったとき、家族や友人、職場など、どのように思ったか、対処したかのアンケートをまとめたものだ。 私自身は2001年、最初の乳がんのときは基本的に家族以外には知らせ…

藁をもつかむ

2001年、最初の入院中、母が見舞いに来た。 手術には、来なくていいと言った。ただオロオロするだけなのは明らかだからだ。 入院前にも電話をかけてきて、なんでなんで私ばっかりこんな目に遭うのかしらと泣くのだ。こっちのほうが泣きたいのに、娘ががんな…

治療後のフォローアップ検査、診察に行ってきた

遠足気分で治療後初の検査、診察へ 鎌倉は夏。 770円払ってグリーン車に乗り込み、一路南下。片道1時間半の遠足気分で病院へと向かう。7月頭、治療後初のフォローアップ検査、診察に行ったのだ。熱海行かー。こんな良い天気の7月の平日、このまま熱海まで行…

ジャパンキャンサーフォーラム2018に登壇します

ジャパンキャンサーフォーラム2018 8月11日12日に日本最大級のがんフォーラム、ジャパンキャンサーフォーラムが開催されます。11日(土)にはがんサバイバーの声を聴こう!というイベントがあり、そこにわたくしも登壇いたします。総勢11人も登壇する聞きご…

抗がん剤で具合が悪いときに食べていたもの。

食べられるものを食べる。 のっけから結論なのですが、結局、抗がん剤中に食欲がないとき、気持ちが悪くて食べられないとき、普通通りに食べるのはどうやったって無理なので、そのとき食べられるものを食べる、でいいと思う。 私の場合は冷たくて、甘くて、…

巻き込んだり巻き込まれたりしながら

もうすぐ手術から1年経つ。 手術からもうすぐ1年が経つのだからtime flies、時は飛ぶのだやはり。 去年の7月10日、永田町駅から救急車乗ったし。なんだか色んなことがあったな(汗) 治療中はなにもせず過ごすことができて有難かったのに、いまは何も予定が…

中嶋、抗がん剤中に太ったってよ

体重計に乗らんでもわかっている。 中嶋、抗がん剤中に太ったってよ。 梅雨寒である。外出時、半袖では心もとなく、長袖のシャツにパンツにジレを合わせてみる。それでも少々肌寒さを感じるほど。でもウイッグをかぶっている現在、これくらい涼しいと助かる…

四柱推命O先生の確度は高い。

乳がんワンスモアとなって1年となるわけだが。 早いものでもう6月に突入である。2018年も半分は終わった。一体なにしてたんだろ?と思うけど、4月までは放射線治療していたから、今年のほとんどは治療に費やしていたんだなあ。でも、これからこれから。 去年…

信田さよ子さんのコラムを読んで、妹のことを思い出してみたりする夜。

信田さよ子さんのコラム 「 孫に執着するばぁばの「狂気」から逃れるためにできること」を読んで このコラムは、孫に執着する祖母の狂気について、その理由についての考察である。信田さよ子さん自身の出産、そして娘さんの出産から導き出されたその考察は、…

抗がん剤脱毛時のウイッグを考える③     医療用ウイッグの選び方 人毛か人工毛か?

どんなものを選んだらいいのか、 使ってみて、考えた。 17年前に初発の乳がんのころから比べると、医療用ウイッグの進化に驚かされ、いま、その恩恵に与っている。価格もこなれているし、スタイルのバリエーションもある。試着できるサロンのあるところや、…

なぜ私はがんになったのかという問い。

慶應の近藤外来で知り合ったKさんのこと。 Kさんと知り合ったのは、2001年9月。慶應病院の近藤誠外来である。 左乳房のがんが見つかり、くりぬきの乳房温存療法がしたくて訪れた近藤外来の初診の日のことだった。当時の近藤外来は、日本全国から乳がんを患う…

抗がん剤脱毛時のウイッグを考える①     脱毛が苦痛なのは女性だけ

抗がん剤の副作用で一番の悩みは、脱毛。 抗がん剤の副作用と言えば、脱毛が真っ先に挙げられるのではないか。しかし、これは女性に限ってのことらしい。 2009年に国立がん研究センター中央病院が実施した「抗がん剤治療による副作用の苦痛度」というリサー…

抗がん剤治療とヘルプマーク

ヘルプマーク、抗がん剤治療者も付けています。 ヘルプマークをバッグに付けて外出するようになったのは、抗がん剤治療中からだから、かれこれ半年以上になる。抗がん剤の副作用である強い倦怠感、手足のしびれ、筋肉痛、吐き気などの症状があるときに、交通…

治療中の密かな愉しみ 「テレフォン人生相談」

治療終了後のゴールデンウイークは自宅で 2018年のゴールデンウィークが終わった。今年は治療が一段落したばかりということもあり、特に予定は作らず家で過ごした。体調もよく、近所の公園を散歩したり、買い物に出たり、二日連続で外出することもできた。と…

私が経験した抗がん剤3種の副作用をざっくりまとめてみた。

私が経験した抗がん剤3種の副作用をまとめてみた。 2017年8月にEC療法を始め、weeklyタキソール、タキソテールと、 計3種類の抗がん剤の副作用を、以下ざっくりまとめてみた。 EC療法 今回の抗がん剤の中で、私にとっては最も厳しかった抗がん剤。 4サイクル…

謎のいやがらせとヘルプマーク

ヘルプマークは、都営交通局などが配布しているマーク。スイスの国旗を思わせる、赤いプラスティックに白十字とハートがデザインされているもの。 ヘルプマークとは、 義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見か…

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